フレットが削れたギターは売れる?摩耗が買取価格に与える影響と査定のポイント
長年弾き込んできた愛用ギター。「最近、音のビビリが気になる」「特定の場所で音詰まりがする」と感じていたら、それはフレットの摩耗が原因かもしれません。いざ手放そうと考えたとき、「フレットが削れて凹んでいると、買取を断られるのでは?」「修理費用分を差し引かれて、ほとんど値がつかないかも」と不安になる方は非常に多いです。 しかし、結論からお伝えすると、 フレットが摩耗しているギターでも、楽器専門店であれば適正な価格で買い取ってもらえます。 むしろ、しっかり弾き込まれた楽器にはそれなりの価値が宿っているものです。 この記事では、フレットの減りが査定にどのように影響するのか、具体的なチェック項目や、少しでも高く売るための対策を詳しく解説します。 1. フレットの摩耗が査定に与える具体的な影響 ギターのフレットは、弦との摩擦によって少しずつ削れていく消耗品です。査定現場では、主に以下の3つのポイントが確認されます。 フレットの残り(○割残) 査定士は「新品の状態を10割」として、現状で何割程度残っているかを見極めます。 8〜9割残: ほとんど減りがない良好な状態。減額の対象にはなりません。 6〜7割残: やや使用感がありますが、まだ演奏に支障がない範囲。一般的な中古品として評価されます。 5割以下: 「フレットの打ち換え(リフレット)」や「すり合わせ」が必要なレベルと判断され、メンテナンス費用分が査定額から調整される場合があります。 凹み(プレスポット)の有無 特定のフレットだけが局所的に削れて凹んでいる状態です。特に1〜3フレット付近のローポジションや、チョーキングを多用するポジションに現れやすくなります。この凹みがあると、音がビビったり音程が不安定になったりするため、全体の残り溝が十分でも「すり合わせ」が必要と判断されることがあります。 浮きやバリ 摩耗とは別に、乾燥によって指板が収縮し、フレットの端が飛び出してしまう「バリ」や、フレット自体が浮いてしまう現象です。これらは演奏性に直結するため、摩耗度合いと併せて厳しくチェックされる項目です。 2. フレットが減っていても買取が可能な理由 「修理が必要な状態なのに、なぜ買い取ってもらえるの?」という疑問が湧くかもしれませんが、それには楽器業界ならではの背景があります。 自社リペア部門による再生 大手の楽器買取店や専門...