「供給地点特定番号」とは？電気契約で重要な13桁の番号を徹底解説！
電気の契約を見直したり、電力会社を切り替えたりする際に、「供給地点特定番号」という言葉を耳にすることがありますよね。普段あまり意識することのないこの番号ですが、実はあなたの電気契約において非常に重要な役割を果たす、13桁のユニークな識別番号なんです。
この記事では、供給地点特定番号が具体的に何を意味するのか、なぜ重要なのか、そしてどこで確認できるのかを、分かりやすく解説していきます。
1. 供給地点特定番号とは？その意味と役割
供給地点特定番号は、その名の通り、電気が供給されている場所（地点）を特定するための番号です。
13桁の数字: 各地点に割り振られた、世界に一つだけの固有の番号です。
電気の住所: 例えるなら、電気版の「住所」のようなものです。この番号があることで、どの家庭や建物に電気が供給されているかを正確に識別できます。
電力自由化で誕生: 2016年の電力小売全面自由化に伴い、様々な電力会社が電気を供給できるようになりました。この番号が導入されたことで、お客様がどの電力会社と契約しても、混乱なく電力供給を管理できるようになりました。
2. なぜ供給地点特定番号が重要なのか？
この13桁の番号は、電気契約において以下のような場面で非常に重要な役割を果たします。
電力会社を切り替える時:
現在の電力会社から新しい電力会社へ切り替える際、この番号が必須となります。新しい電力会社は、この番号を使ってあなたの供給地点を特定し、切り替え手続きを進めます。番号がなければ、手続きができません。
引越し先で電気を契約する時:
引越し先の電気を新たに契約する際も、供給地点特定番号が必要になる場合があります。特に、前の住人が使用していた供給地点をそのまま引き継ぐ形で契約する場合に用いられます。
電気のトラブルや問い合わせ時:
停電やその他電気に関するトラブルで電力会社に問い合わせる際、この番号を伝えることで、あなたの自宅の電力供給状況をスムーズに確認してもらえます。
検針票やWeb明細の照合:
毎月の電気料金の検針票やWeb明細に記載されているため、自身の契約情報と照合する際に役立ちます。
3. 供給地点特定番号はどこで確認できる？
供給地点特定番号は、以下の場所で簡単に確認できます。
3-1. 毎月の「電気ご使用量のお知らせ」（検針票）
最も一般的な確認方法は、毎月ポストに投函される、またはWebで確認できる**「電気ご使用量のお知らせ」（検針票）**です。
通常、料金明細や契約情報が記載されている欄に、「供給地点特定番号」として13桁の数字が記載されています。電力会社によって表記場所は異なりますが、多くの場合、上部や中央付近に見つけられます。
3-2. 各電力会社の会員向けWebサイト
現在契約している電力会社のマイページや会員向けWebサイトにログインすることで、供給地点特定番号を確認できます。
「契約情報」「料金明細」といったメニューの中に記載されていることが多いです。
3-3. 電力会社への問い合わせ
上記のいずれの方法でも見つからない場合や、急ぎで確認したい場合は、現在契約している電力会社の**カスタマーサービス（お客様センター）**に電話で問い合わせることで教えてもらえます。
その際、本人確認のために契約者名や住所、電話番号などを聞かれるので準備しておきましょう。
3-4. (引越しの場合) 不動産会社や大家さん
引越し先の物件で電気を契約する場合、前の住人の検針票が見つからないこともあります。その際は、不動産会社や大家さんに問い合わせると、教えてもらえることがあります。
4. まとめ：電気契約の要！供給地点特定番号を理解しよう
供給地点特定番号は、電力自由化時代において、お客様が電力会社を自由に選べるようになったからこそ重要性が増した、あなたの電気の「住所」のようなものです。
この13桁の番号を知っておくことで、電力会社の切り替えや引越し時の手続きがスムーズに進み、電気に関する問い合わせも的確に行うことができます。電気契約を見直す際はもちろん、日頃から検針票などでこの番号を確認し、いざという時に困らないようにしておきましょう。