「この土地、いくらで売れる?」土地の売買価格を自分で調べる3つの方法
「実家の土地を売却したいんだけど、相場が全然わからない…」
「購入を検討している土地の価格が、適正なのか知りたい!」
土地の売買は、人生の中でも大きな決断の一つです。損をしないためにも、まずは自分で相場の価格を調べてみることがとても大切です。
今回は、土地の売買価格(時価)を自分で簡単に調べる方法を3つご紹介します。
1. 土地の売買実績をチェックする(一番おすすめ!)
最も売買価格に近い情報を知るには、実際にその周辺で取引された価格を調べるのが一番です。
国土交通省が運営する「不動産取引価格情報検索」というサイトを使えば、誰でも簡単に売買実績を調べることができます。
調べ方:
サイトにアクセスし、都道府県、市区町村、取引時期を選択する
検索すると、実際に取引された土地の面積や価格、最寄り駅からの距離などの情報が表示される
このサイトの大きなメリットは、個人情報が特定されないよう配慮されているため、安心して利用できる点です。
ただし、取引件数が少ない地域や、特殊な形状の土地の場合は、情報が見つからないこともあります。
2. 「路線価」で相続税の評価額を調べる
「路線価」とは、道路に面した土地の1平方メートルあたりの価格のことで、相続税や贈与税を計算する際の基準となります。
調べ方:「国税庁 財産評価基準書」のサイトにアクセスし、都道府県を選択して路線価図を調べます。
路線価は、時価のおよそ8割程度と言われているため、この価格に1.25を掛けることで、おおよその売買価格を推測することができます。
ただし、路線価はあくまでも税金の計算に使うものなので、実際の売買価格とはズレがあることを理解しておきましょう。
3. 「公示地価」や「基準地価」を参考にする
「公示地価」や「基準地価」も、土地の価格を調べる上で参考になります。
公示地価:国が毎年1月1日時点の価格を公表するもので、公的な土地価格の目安となります。
基準地価:都道府県が毎年7月1日時点の価格を公表するもので、公示地価を補完する役割があります。
これらの価格は「土地総合情報システム」のウェブサイトで調べることができます。
公示地価や基準地価は、その地域の**「標準的な土地」の価格なので、ご自身の土地が駅から遠かったり、形が特殊だったりする場合**は、少し価格に差が出ることがあります。
自分で調べた後に「不動産会社に相談」するのが一番確実!
ここまでご紹介した方法は、あくまでも「自分で相場を知る」ためのものです。
正確な売買価格を知るには、不動産会社に査定を依頼するのが一番確実です。
プロは、土地の形状や接道状況、周辺の需要など、素人では判断が難しい要素も考慮して、より正確な査定額を提示してくれます。
まずは自分で相場を把握し、その上で複数の不動産会社に査定を依頼して、比較検討することをおすすめします。
最後に:土地の価格を知る第一歩を踏み出してみませんか?
土地の価格は、情報収集がとても大切です。この記事を参考に、まずは一歩踏み出して、あなたの土地の価値を調べてみませんか?