【知っておくべき】地震の二次災害とは?身を守るための対策と災害一覧
「地震が起きたら、まずは机の下に…」
多くの人が知っている地震発生時の行動ですが、実はそれだけでは命を守れない可能性があります。
なぜなら、地震の揺れが収まった後にも、私たちの命を脅かす「二次災害」が起こる可能性があるからです。
「地震の二次災害とは」何か、そしてどんな災害があるのかを知っておくことは、いざという時に自分や大切な人を守るための重要な備えになります。
今回は、地震によって引き起こされる二次災害の一覧と、それぞれに対する具体的な対策を分かりやすく解説します。
1. 地震の一次災害と二次災害の違い
まずは、「一次災害と二次災害の違い」を理解しておきましょう。
一次災害:
地震の揺れそのものが引き起こす被害のことです。
建物の倒壊、家具の転倒、地割れなどがこれにあたります。
二次災害:
一次災害がきっかけとなって、後から引き起こされる被害のことです。
建物の倒壊などによる火災や、津波、土砂崩れなどがこれにあたります。
つまり、二次災害は地震の揺れが収まった後に始まることが多く、適切な対応が遅れると被害が拡大してしまうのです。
2. 【重要】地震で起こる二次災害の一覧
では、具体的にどのような「地震の二次災害」があるのでしょうか。代表的なものを確認しておきましょう。
津波
海岸付近で起きた大地震や海底で起きた地震の後に発生する、最も危険な二次災害の一つです。
東日本大震災 二次災害でも大きな被害をもたらしました。地震の揺れが収まったら、すぐに高台へ避難することが重要です。
火災
地震の揺れで倒れたストーブや、ガス漏れが原因で火災が発生することがあります。
電気が復旧した際に火災が起こる「通電火災」にも注意が必要です。
土砂災害
地震の揺れで地盤が緩み、崖崩れや土砂崩れ、液状化現象が発生することがあります。
地震 二次災害 土砂崩れは、特に山間部や造成地で注意が必要です。
ライフラインの停止
電気、ガス、水道といったライフラインが停止し、日常生活を送ることが困難になります。
長期にわたる停電は、情報収集や連絡手段を奪うことにもつながります。
感染症の流行
避難所での集団生活や、衛生環境の悪化によって、インフルエンザや食中毒などの感染症が流行することがあります。
3. 地震の二次災害から身を守るための対策
二次災害から身を守るためには、日頃からの備えが何よりも大切です。
津波対策:
海岸付近に住んでいる場合は、避難場所や避難経路を事前に確認しておきましょう。
津波警報が出たら、揺れが収まるのを待たずに、すぐに避難を開始してください。
火災対策:
地震発生直後、揺れが収まったら、まず火の元を確認しましょう。
ブレーカーを落としておくことで、「通電火災」を防ぐことができます。
土砂災害対策:
住んでいる場所が土砂災害警戒区域に指定されていないか、ハザードマップで確認しておきましょう。
備蓄:
最低でも3日分、できれば1週間分の食料、飲料水、簡易トイレなどを備蓄しておきましょう。
懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリーなども用意しておくと安心です。
まとめ:備えあれば憂いなし
地震の「二次災害」は、一次災害と同様に私たちの命を脅かす危険なものです。
地震 二次災害 対策は、地震が起きる前から準備しておくことで、被害を最小限に抑えられます。
この記事でご紹介した二次災害の種類と対策を参考に、今一度、ご家族で防災について話し合ってみてください。
備えあれば憂いなし。日頃からの意識が、いざという時の命を救います。